お家の害虫対策

 | 

夏になるとどうしても気になってしまうもの、それは「害虫」です。

どうしても夏になると虫が目につく機会は多くなりますが、
嫌いな人にとってはたまったものではないですよね。
そこで今回は、お家でできる害虫対策をご紹介します。

特に今回は害虫の代名詞と言ってもいい、ゴキブリの対策を念頭に置いています。

 

 

どう対策するか

対策といっても虫が出てきてしまうと
もはや駆除する以外に方法はないわけですが、
大事なのはそもそも虫が入ってこないようにすることですよね。

 

また、忌避剤を使ったら
ゴキブリが逆に目につくようになったなどの話を聞くことがあります。

 

これは元々家の中にいたゴキブリが
居心地が悪くなって出てくるから目についているのであり
一通り殺虫した後であれば、出てこなくなります。

 

 

家の中を清潔にする、駆除するなどは勿論大事ですが、
ゴキブリを二度と見たくないと思うならば
殺虫した後、新しく入ってこないように対策を徹底するのが一番大事です。

 

以上の事を踏まえて、今回は

 

1.既に家にいるものを駆除
2.進入を防ぐ
3.害虫にとって住みづらい環境を作る

 

のプロセスに分けてご紹介します。

 

 

1.既に家にいるものを駆除

 

家全体で殺虫を考えるならやはり燻煙剤を使うと良いです。
この記事を投稿した時点では既に過ぎていますが、
ゴキブリは梅雨に繁殖期を迎えるのでその前の5月中に駆除するのがお勧めです。

 

また、一度燻煙剤を使用したとしても卵には効果がなく2~3週間後に孵化するので、
それくらいの期間を開けて孵化した時期に再度使用することをお勧めします。

 

もちろん、よく使われている毒餌剤も有効です。
常時置いておくだけで楽なので人気も高いようです。

 

 

2.進入を防ぐ

駆除した後は新しく入ってこないようにしっかりと対策をしましょう。

 

 

物理的に防ぐ

 

ゴキブリはわずかな隙間から侵入してきます。
5mmの隙間があれば進入し、住処にもできます。

 

よくある進入経路としては、
排水口や、流し台のパイプを通している穴と床の隙間などがあります。
郵便物の投函口などもそうですし、ありとあらゆる隙間から入ってきます。

 

パイプ系のものは可能ならば
水が溜まり虫が入ってこれないようになっている
S字状になっているものに変更した方が良いです。

 

流し台などのパイプと床との隙間はテープでふさいでおくと効果的です。
通気口や換気口には
ネットやストッキングを切ったものを被せることもできます。

 

しかし窓と網戸の隙間からですら
(場合によっては鍵をかけた窓の隙間からも)入ってこれるため、
確実に防ぎきるのは至難の業です。
そこで忌避剤を利用します。

 

 

忌避剤

 

忌避剤はその名の通り寄せ付けないようにするものです。

 

製品の種類も多岐に渡りますが、
一番確実なのは待ち伏せタイプの殺虫スプレーです。

 

厳密には上を通ったものを駆除するようなものが多く忌避といえるかは微妙ですが
ものによっては一度散布すると一ヵ月効果が持続するものもありますので、
入ってきそうな場所・隙間に撒いておくと非常に効果的です。

 

虫が嫌うとされるハーブ系の香りを利用した置き型の忌避剤などもあります。

 

ハッカ油とアルコールを混ぜて散布する方法もあります。
個人的にはあまり効果を感じませんでしたが、
とても有名な方法ですので一度試してもよいかもしれません。
(そもそもこの系統の忌避剤の効果は
目に見えて分かるものではないので、試すのであれば長期的に利用しましょう。)

 

先程駆除の項目で触れた毒餌剤には屋外用もあります。
家の外、玄関付近や室外機のそばなどに置くことで、
水際で入ってくることを防ぐ効果がありますのでこちらもお勧めです。

 

 

3.害虫にとって住みづらい環境を作る

 

駆除をして侵入口を塞いだら、
あとは虫にとって入ってくる意味をなくしましょう。

 

清潔な環境を維持する

 

当たり前のことですが、こまめに掃除をするなど

虫の餌になるものはなくしましょう。

 

段ボールは極力早めに処分しましょう。
住処になるのはもちろん、
外部から持ち込んだ時点で卵が付いている場合もあります。

 

また生ごみについても
台所にいつまでも残しておくことをやめるのは勿論
ゴミ箱からも臭いが出ないように気を付けましょう。

ゴミ袋の口近くを捻じって紐状にしてから強めに結ぶと
驚くほど臭いがでなくなります。

 

 

習性を利用する

 

先程ゴキブリは5mmの隙間を住処にするといいましたが、
習性として、隙間が大きすぎると住処にできないともいえます。

 

例えば家具の隙間を5cm以上開けるなどするとゴキブリはそこには住めなくなります。
開けられるところは思い切り開ける、くっつけられる所はしっかりふさぐ、
というのが良いでしょう。

 

 

いかがでしたでしょうか。
今回はゴキブリ対策としてご紹介しましたが
他の害虫であっても共通した対策や考え方で対処が可能な部分もあります。
虫が嫌い!という方は一度しっかりとした対策を試してみてくださいね。